赤ちゃんに水を与えるべきか?水分補給はしなくていいのでしょうか?
赤ちゃんは基本的に母乳だけ飲んで大きくなりますよね。
最近は早い段階からミルクで育つ子も増えてきましたが
基本は母乳のみです。
でも、夏場で汗をいっぱいかいた時や、お風呂でお湯を
飲もうとする姿を見ると
「あれ?喉が渇いてるの??」
とか思っちゃいますよね。
水は飲ませた方がいいのか?また、飲ませるとしてもいつから飲ませるのがいいのか?
どんな種類の水を飲ませたらいいのか?色々な疑問がわいてくると思います。
これは自然なことです。誰だって最初はそう思います。
こういった疑問は、まわりに詳しい方がいればいいですが、安易に聞いたまま
実行するのは少し心配があるものです。
このサイトでは、お子さんに、どんな種類の水を飲ませたらいいか
飲ませる時期やタイミングはどうするか
赤ちゃんの水分補給について、可能な限りわかりやすく解説しています。
そもそも、赤ちゃんに水を飲ませるべきなのでしょうか?
多くの場合、離乳食が始まるのは生後5〜6ヶ月と言われています。
離乳食が始まるまでは、母乳やミルクで生きるために十分な量の
水分を補給しています。
よって、多めに汗をかくことがあったり、水を欲しがるように見えることが
あっても、基本的には水を与える必要はないと考えられています。
実際に複数の産婦人科医に質問したところ
水を与えること自体はダメなことではないが
必ずしも必要ではないので、あえて水を飲ませる必要はない。
という回答でした。
天気や気温によって、大量の汗をかいてしまったり、お風呂のあとなどに
どうしても、気になるような場合に水を飲ませることがあったとしても
1度に飲める量も少量が限界ですし、無理に飲ませて下痢してもかわいそうです。
よく大手のドラッグストア、マツモトキヨシや赤ちゃんグッズ専門店の
アカチャンホンポなどで、赤ちゃん専用のジュースや麦茶が販売されています。
あなたも見かけたことがあるのではないでしょうか?
こういった商品は手軽に赤ちゃんの水分補給を行うことを強調していますが
赤ちゃんにアレルギー反応が出る場合があったり、味覚形成期の前段階で
合成甘味料や添加剤が入っているものがあり、あえてとる必要はありません。
幼児ジュースなどは、人間が美味しいと感じるように製造されているため
確かに赤ちゃんがゴクゴクと美味しそうに楽に飲んでくれます。
そういった意味では、水分補給に便利だという側面があります。
しかし、美味しいと感じるような飲み物に舌が慣れてしまうと
水などは「味がない。」「美味しくない。」と感じて飲みにくくなります。
それほど神経質になるべきではありませんが、水分補給のために
そこまでリスクをとる必要があるのか?これを各々で考えるべきです。
幼児ジュースなどを購入する時は、必ず成分表示を確認して
合成甘味料などは不使用のもを選択するといいです。
水分補給には、やはり味覚形成やアレルギーに対しても
水が最良の選択であることは間違いないでしょう。
赤ちゃんに水を飲ませる時期は?
一般的に赤ちゃんが水を消化器から吸収できるようになるのは
生後3ヶ月以降だと考えられています。
もちろん、これは個人差があるので注意が必要です。
仮に赤ちゃんの消化器機能が未発達の段階で
無理に水を飲ませてしまえば消化不良で下痢を起こします。
最低限、生後3ヶ月以降が一般的な目安になると
考えておけばいいでしょう。
水は味がないし、ジュースのような味付けがされていないので
水を飲むことに対して抵抗する場合が多々あるようです。
大人で水が全く飲めないなんて人がいないことからもわかりますが
水は成長するにつれて、誰でも飲めるようになります。
もし、赤ちゃんが水を飲むことを嫌がるようなら無理に飲ませず
しばらく時間をおいてから、また少量を試すなどの工夫が必要です。
母乳、ミルクをしっかりと毎日飲んでいるのであれば
水分補給は全く問題ありませんので、心配いりません。
赤ちゃんに水を飲ませる場合、量はどのくらいにすべきか?
赤ちゃんに水を飲ませるなら
最初の段階ではスプーン一杯くらいから
徐々に慣らしていく方法が一般的です。
大人と違って、赤ちゃんはビックリするくらい
少量の水を飲むことも大変なんです。
また、冷蔵庫から出したばかりの冷たい水はNGです!
必ず常温にするか、白湯にしてください。
赤ちゃんに水を飲ませるベストなタイミングは?
赤ちゃんに水を飲ませるベストなタイミングとしては
汗をびっしょりとかいてしまった時やお風呂上りなどです。
ただ、暑い日だからとか、お風呂上りだからといって
大人の様に冷たい水は飲ませることができないので
注意してください。
身体が水分を欲している状況であれば
より飲みやすいということです。
赤ちゃんに飲ませる水の種類とは?
よく、おむつ交換室なんかで、他のお母さんと一緒になる機会があります。
そこで、目を疑ってしまうような光景を目にすることが珍しくありません。
哺乳瓶に粉ミルクをササッと入れて、何と水道水を入れて軽くフリフリして
赤ちゃんに飲ませているのです!
まるで、ジムの運動後に飲むプロテインを作るかのような感覚です(笑)
知らないということは本当に恐ろしいことだな・・・と痛感しますね。
赤ちゃんは消化器が未発達なので、大人と同じように水道水をのんでしまうと
消化器官に悪い影響が出てことがわかっています。
水道水には残留塩素(カルキ)が必ず入っているので、塩素を抜いてからで
なくては、赤ちゃんに飲ませてはダメなのです。
水道水を赤ちゃんに飲ませる場合には
必ずカルキ抜きをやりましょう。
方法としては、やかんに入れて約20分間沸騰させる。
その後、水道水を常温まで戻せば、赤ちゃんでも飲むことができます。
最近は、カルキをしっかりと除去してくれる浄水器も多く出ています。
ただ、私個人の意見としては、高価な浄水器を購入するくらいなら
毎日、沸騰させていた方がいいと思っているので、子供用のミルクや
飲料水のために浄水器を買おうと思ったことはありません。
やはり、コスパが悪いですね。
また、ミネラルウォーターを赤ちゃんに飲ませても平気か?という話題になることが多いのですが
ミネラルウォーターを赤ちゃんに飲ませることは問題ありません。
ただし、注意すべきポイントとして、必ず軟水を選んでください!
赤ちゃんは消化器が弱いので、硬水を飲ませてしまうと下痢してしまいます。
また、ミネラルウォーターにも種類があって、殺菌薬が使用されているものも少なくありません。
ミネラルウォーターだからといって安心せず、ミネラルウォーターを使う場合も沸騰させてから
使う方が安心です。
そういったことが面倒だと感じる場合は、赤ちゃん用の飲料水として販売されている
ウォーターサーバーを家に設置するのも1つの方法です。
もちろん、大人も飲める水ですが、赤ちゃんがすぐに飲める状態で
いつでも水が準備されている状態にしてくれます。
仮にウォーターサーバーを導入するにしても、全てのメーカーが
赤ちゃんが安心して飲めるウォーターサーバーを提供しているわけではありません。
必ず、赤ちゃんがそのまま出てくる水が飲める状態なのか?
この部分だけは絶対に確認するようにしてください!
例えば、下記のウォーターサーバーは、赤ちゃんが安心して
飲める状態で水が出てきます。
このウォーターサーバーには
「PREMIUM WATER MOM CLUB」というプランがあります。
ママをサポートする特別なプランで妊婦さんか
5歳以下のお子様がいる家庭限定のプランになっているため
全ての人が使えるわけではないのですが。
こちらを利用すると月に12L × 2本が 3,040円と割安で利用できます。
1月を30日として計算すると1日あたり約101.3円という計算になりますね。
こちらのサイトから注文すると
初回設置サービス料8,000円が無料になります。
繰り返しになりますが、大切なことなので2回言います!
水道水をそのまま赤ちゃんに飲ませるのだけは
絶対にやめましょう。
カルキはもちろんですが、サカザキ菌やサルモネラ菌で赤ちゃんがお腹を壊すことだってあります。
日本の水道水は世界的なレベルで見ればかなりキレイな水が使用できます。
しかし、それは大人が飲み水として使用する場合であって、消化器が整っていない
赤ちゃんにはとても飲めるような状態ではないことを忘れないでください。
まとめ
私達はとても水に恵まれた国に生まれたため、水道水が安全なものだと思っています。
それは大人であれば、確かに安全なのですが、消化器の整っていない赤ちゃんにとっては
臓器にダメージを与えてしまうことになりかねません。
仮に水道水を飲ませる場合でも、適切に準備して飲ませるなら何も問題ないのです。
水は赤ちゃんの成長に合わせて、ゆっくりと飲ませていけばいいと思います。
水を飲まなくても焦る必要はありません。
母乳やミルクから、しっかりと水分補給はできているはずです。
くれぐれも「面倒だから」とか「お金がかかるから」といった理由で
水を安易に考えて赤ちゃんに飲ませないようにしてくださいね。
あなたの大切な子供は、あなたの手でしっかりと守ってあげてください!